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住宅ローンの返済は、ボーナス併用と毎月均等どちらがいいか?

住宅ローンについてです。

 

市場金利の低下と金融機関の競争激化により、昨今、住宅ローン金利が下がっています。

そんな背景もあり、よく質問されます。

「住宅ローンの返済は、ボーナス併用と毎月均等どちらがいいのですか?」と。

 

そして、

「ボーナス払いの方が、月々の返済がラクでいいですよね~!?」と自ら頷くお客さん。

 

しかし、私なら毎月均等払いです。

 

何故かというと、理由はいくつかあるのです。

 

【理由①】

ボーナスには将来の保証がないいうまでもなく、ボーナスは勤めている会社の業績次第で変動する可能性があります。実際に、ボーナスありきでローン計画を組み、数年後にボーナスが半分になって、返済に窮する人を私は沢山みてきました。

 

【理由②】

極力なんとか毎月の給料で返済できる額のローンを組み、ボーナスは(ある程度蓄積して)繰り上げ返済に充当しましょう。

その方が、ローン期間が短縮され、返済総額が少なくなりますよ。

 

なぜって?

 

下の図にある様に、例えは3000万円を30年・2.475%で毎月均等返済の住宅ローンを組んだ場合、月々返済における元金と利息の内訳は、最初の方は元金が少ない構成になっているんです。

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なので、毎月少しでも早く元金を減らした方がよいのです。

 

毎月およびボーナス月の返済額は利息込みで〇〇円です。

しかし、ボーナス資金を貯めて繰り上げ返済をしたなら、全額を元金返済に充当出来るので、借入残高が早く減り、その分支払利息も少なくなりますね。

 

なお、繰上げ返済には、注意点もあります。

基本的に住宅ローンの当月利息は次回返済に払う後払い方式です。

(返済日が10日の場合、6/11~7/9の利息は7/10に払う)

繰上げ返済時には、未払い分の利息も清算が必要となりますので、繰上げ返済する元金とは別に、未払い部分の利息を清算する資金を用意する必要があります。

特にボーナス併用返済の場合は、前回ボーナス返済から数か月以上たって繰上げ返済する場合は、清算利息が大きくなるケースもあるので、ご注意ください。

 

そうはいっても、やはり毎月の返済を少なくするのを優先したいので、ボーナス返済も必要ですよね、やっぱり。

そういう考えもありなので、否定はしませんが。

 

結論として、(将来の収入変動リスクも踏まえて)無理の無い住宅ローンを組むことが大事ということです。